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是枝裕和監督の映画「海街diary」フジテレビで6月9日に放送。あらすじと感想。 [映画]
















海街diary テレビ放送




是枝裕和監督の「海街diary」が
フジテレビで6月9日に放送された。
2回目でした。
何回見ても良い作品。

6月16日には2013年に公開され
第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作品の
「そして、父になる」が放送される。





「海街diary」は2015年に公開され、
第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作品。
第39回日本アカデミー賞最優秀作品賞ほか
最優秀賞最多4部門受賞作品である。






2018年第71回カンヌ国際映画祭で
最高賞となるパルム・ドールを受賞した
「万引き家族」が6月8日から公開されている。










原作は吉田秋生さんのベストセラーコミック「海街diary」(小学館刊)。
キャッチフレーズは「家族を捨てた父が、残してくれた家族」
撮影は2014年4月から12月にかけて行われた。
船の上から見る花火、桜のトンネルのシーンは
何回見ても素晴らしい。




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あらすじ:
14年前に家を出た実父が闘病の末に亡くなった。
その父が再々婚しており、遠く山形に
暮らしていたことを香田家の三姉妹は知る。
自分たちを捨てた父親との確執から
長女の幸(綾瀬はるか)は仕事を理由に
次女の佳乃(長澤まさみ)と三女の千佳(夏帆)を告別式に送り出す。









二人を駅で出迎えたのは中学生になる
腹違いの妹すず(広瀬すず)だった。
翌日の葬儀に来ない予定だった幸がなぜか現れる。
看護師である幸はすずの置かれた肩身の狭い境遇と
すずが父との思い出の場所に案内して欲しいと頼む。
するとすずは小高い山の上に姉妹を案内した。
佳乃たちはそこが鎌倉の風景によく似ていると話す。
すずとの別れに際し、幸は鎌倉で一緒に暮らさないかと持ち掛ける。
すずは「行きます」と即答するのだった。


















こうしてすずを迎えた香田家は四姉妹となった。
サッカー好きで明るい性格のすずは
鎌倉の生活にもすぐに溶け込み、チームで
コンビを組む風太(前田旺志郎)と親しくなり、
三姉妹を温かく見守ってきた「海猫食堂」の
女将さち子(風吹ジュン)や食堂の常連である
仙一(リリーフランキー)にも気に入られる。





頑なだった幸を父の葬儀に送ったのは
交際中の小児科医椎名(堤真一)だった。
椎名は心の病を抱える妻との離婚に
踏み切れずに幸との関係を続けていた。
幸は大叔母の史代(樹木希林)からすずを
引き取ったことについて「あんたたちの妹だけど、
父親があんたたちを棄てることになった女の子供なんだよ」と心配される。



















市民病院で働く幸には新設される終末期病棟への
転属の話が持ち上がっていた。
「看取る」ことの難しさは椎名に言われるまでもなく幸も感じていた。






酒と男が生きがいという佳乃は金を貢いでいた
若い恋人(坂口健太郎)に捨てられる。
それを契機に信用金庫の窓口嬢だった佳乃は融資担当で
外回りの仕事への配属変えを受け入れる。
佳乃はさち子が弟から遺産相続分を請求され、
海猫食堂が存続の危機に陥っていることを知ってしまう。
佳乃は上司の坂下(加瀬亮)と共に店の存続の為に奔走する。
だが、おかみにはもう一つ深刻な問題が持ち上がっているのだった。
末期がん。
















千佳は勤め先の店長・浜田(池田貴史)と交際していた。
彼の趣味に合わせ、すずたちの居るサッカーチームの
サポーターとなり、渓流釣りにも興味を示す。
だが、元は山男だった店長はエベレストで遭難し、
凍傷で足の指を6本失いながらも山への未練を
捨てきれずにいた。
サッカーチームの名前は湘南オクトパスで
監督は井上(鈴木亮平)。














サッカーチームの勝利を祝すため千佳はすずに
梅酒を飲ませるが運悪くそれは佳乃が自分用に作った物だった。
酔っぱらったすずは義母や父に溜まっていた鬱憤をぶちまける。
姉妹たちは非の打ちどころのないすずに深い悩みが
あったことを知る反面、酒乱の癖が佳乃に似ていることに苦笑する。

































新学期になりすずはクラス替えで風太と同じクラスになる。
そんな二人は付き合っていると噂を立てられていた。
チームメイトたちと「山猫亭」を訪れたすずは
仙一が父の古い馴染みであることを知る。
亡父を思い出しセンチメンタルになるすずを
風太は自転車に乗せ、満開の桜並木を作り出すアーチを疾走する。






屋敷の中にある梅の木の梅を採るすず。
四姉妹で梅酒つくり。
母が梅の時期になると梅干をつける
準備をしていたのを思い出しました。
簡単そうだから梅シロップでも作ろうかと
思いましたね。












そんな時、北海道で暮らす幸たちの実母・都(大竹しのぶ)が
法事にやってくる。
身勝手で子供じみた母にかねてから反発していた幸。
すずは都から何を言われるかと心中穏やかではない。
都はすずと衝突することはなかったものの、
突然家を処分しろと言い出す。
都と幸は大げんかになり、史代から叱責される。
だが、佳乃はいずれ皆この家から巣立つとクールに語る。
明るいすずも、不倫の子であることで、
姉たちに引け目を感じていた。















幸と料理をしていたすずは「不倫は良くないことだ」と話す。
だが、幸の恋もまた不倫だった。
翌日、夜勤で日中家にいた幸を都が訪ねてくる。
都は渡しそびれたと姉妹たちへのお土産を置いていく。
すずの分も用意されていた。
雨の中、都と祖母の墓参りに行った幸は都が
母親との根深い確執に悩み、家は彼女を縛り付ける
窮屈なものだったが、幸たちにとっては
大切な場所だと知らされたと謝罪する。
幸は北海道へ帰る都に家族の思い出の品である
梅酒を手渡すのだった。
「最後から二番目の恋」など数々のロケ先に使う
極楽寺駅が使われいた。




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移り変わる季節を通して四姉妹は絆を深めていく。
すずは幸たちをお姉ちゃんと呼ぶようになっていた。
季節は夏を迎え、花火大会が近づいていた。
幸はすずのために自分の浴衣を仕立て直す。
浴衣を着たすずは風太らサッカーチームの
メンバーと洋上で花火見物をする。
その帰り、自宅に戻ったすずを浴衣を着た姉たちが待っていた。
姉妹は庭でささやかな花火大会をするのだった。












千佳とすずは一緒に作ったカレーを食べる。
香田家のカレーは都が幸に唯一伝えた「シーフードカレー」だったが、
千佳は姉たちには不評な「ちくわカレー」が祖母との思い出の味だった。
祖母を知らないすず、父をほどんど覚えていない千佳。
千佳はお父さんのこと教えてねとすずに話す。





柱に三姉妹の背のしるし。
すずも幸が柱にしるしをつける。
私が15歳の時より少し低いねと幸。
三姉妹の歴史の中にすずも新しく加わりました。

兄が私の身長に印をつけていた柱は
まだあるのかしらと実家を思い出しました。











佳乃と坂下の奔走により、融資により店が
続けられることをさち子に伝える。
だが、さち子は余命が限られており、店は畳み、
終末期病棟に入ることを決めていた。
酷く落ち込む二人だったが、坂下はさち子の為に
遺言書を作成することはできると話す。
そんな坂下に佳乃は惹かれていく。

















椎名は研究の為渡米する決意を固め、
幸に一緒に来て欲しいと告げる。
人生の岐路に立たされた幸は悩み抜く。
すずは以前自分に言った一言が幸を傷つけていたと動揺する。
大人の事情で子ども時代を奪われたすずを思い、
幸は姉妹たちとの生活を選んで椎名に別れを告げる。
椎名は幸もまた大人の事情で
子ども時代を奪われたと指摘する。












幸とすずは二人で山に登る。
そこはかつて父が幸を連れてきた場所で、
父が家族を棄ててからは一人で来る場所だった。
その風景はすずが姉妹たちを案内した山形の風景にそっくりだった。
二人でひとしきり叫んだあと、
幸はすずに「ここに居て良いんだよ」と告げる。















幸は看護師としてさち子の最後を看取った。
葬儀で大泣きする佳乃。
さち子の遺影は仙一が誘った最後のデートのものだった。
さち子との思い出をひとしきり語った仙一は
帰り際の姉妹の中からすずを呼び止め、
「お姉ちゃんたちには内緒でお父さんの事聞きにおいで」と告げる。











浜辺を散策する四姉妹は人生の死後について語り合う。
無邪気に波と戯れるすずを見ながら、
幸は「お父さんはダメな人だったけれど、
私たちにすずを遺してくれた」と妹たちに語る。
こうして、四姉妹はまだ古い家を離れることなく、
日々を重ねていくのだった。





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