NHK土曜時代劇ドラマ｢子連れ信兵衛2｣高橋克典さん主演。我が子を守る剣は一流。長屋を守るイクメン侍、再び。第6話”約束の白い花”と第7話最終話”人質奪還大作戦”のあらすじ。 [ドラマ]
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NHK土曜時代劇ドラマ｢子連れ信兵衛2｣
高橋克典さん主演。
腕はたつが無類の酒好きの浪人・松村信兵衛が、
ひょんなことから他人の赤ん坊の子育てに
奮闘するイクメン侍に
長屋の仲間たちと共に、江戸市中で起きる様々な問題を
子連れの信兵衛が解決していく姿を
痛快に描く人情時代劇シリーズ。
2015年11月13日からBSプレミアムで
｢子連れ信兵衛｣は放送された。
2016年11月11日からBSプレミアムで放送された
｢子連れ信兵衛2｣(全7回)
2020年11月7日18時05分からの
土曜時代ドラマ枠で放送。
原作は山本周五郎さん｢人情裏長屋｣
脚本はいずみ怜さん。
我が子を守る剣は一流。
長屋のイクメン侍、再び。
第6話”約束の白い花”のあらすじ。
小さな商いばかりをねらう、
若者3人の窃盗に出くわした信兵衛。
現場にいた最後の客ひとりが帰ろうとして
いるのを引き留めた信兵衛。
あちこちで店じまいをする頃に
若者3人組が窃盗をやっているという。
そして最後のいた客がいつの間にかいなくなっていると
同心の榎戸と岡っ引きの源吉が信兵衛に話す。
現場にいた｢店の客｣の鉄平(向井康二)に、
弟子にしてくれと、なぜかまとわりつかれる。
信兵衛は蕎麦屋だよ。
なんの弟子だ?
3人の若者の名前は伊代吉(成田瑛基)、勘太(小平大智)、由松(榎田貴斗)。
なぜ明け前を取りに来ないんだ。
それになぜ岡っ引きの店なんかに行ってやがるんだ。
鉄平が殴られているところへ信兵衛が助ける。
俺を用心棒にするつもりだったのか?
おめえの役割は店の下調べだな。
狙った店は大抵、女か年寄りだけの小商い。
男の出入りがねえかどうか金めのものがどこにあるのか
前もって探ってやがったんだろう。
いざ押し込もうって時は店の連中が騒がねえようになだめ役を。
用が終わればどさくさに紛れてドロンを決め込む。
嫌だ嫌だと言いながらよくも卑怯千万なまねができたもんだ。
兄ぃしか頼る相手がなかったんです。
おいら3年前に米沢から江戸に出てきて
長げえ事右も左もわからなくて…。
何を言ってやがんだ。
まっとうに働こうと思やいくらだって手はあったはずだ。
まっとうな稼ぎじゃいつまでたっても
約束を果たせねえから。
約束?
助けてやるってきっとおいらが迎えに行くってアイツに…。
誰だよアイツって。
一度口にした約束はどうあっても守りてえってか。
けどな汚れた金を差し出されたところで
その誰かさんだって決して喜びはしめえよ。
何にせよ、おめえには明日奉行所に行ってもらう。
てめえのした事を正直に話してきっちり罪を償うんだ。
分かったな。
うなづく鉄平。
信兵衛と鉄平が話している間、
継之助が自由に遊んでいるのが可愛かったですね。
一方、鶴之助の母になってほしい、と
信兵衛から申し込まれた美玖は、気持ちを
固めることができずにいる。
折笠に相談する美玖だったが…。
鶴之助の母になってもらうための
申し込みだからためらっているんだ。
美玖さんを幸せにしてやってくれと
折笠に信兵衛は言われる。
その話をひそかに聞いたおぶんも沈みがちだ。
しかし鉄平は、井戸場の小さな白い花を
見たとたんに表情を変えて長屋を飛び出していく。
どこ行くんだいと信兵衛。
約束します。
旦那に言われた事はきっと守りますから。
あの白い花を見て｢おゆう｣ってとおぶんが信兵衛に。
吉原梅の井。
ゆめ香に会うために忍び込んだ鉄平。
店の者から袋叩きにされているところを
見た差配の平七は信兵衛に話す。
鉄平が迎えに行くって言っていたのは
女郎のゆめ香。
ゆめ香に会いに行く信兵衛。
おゆう(小川あん)というのか?
米沢を出て8年になるという。
鉄平とは幼馴染。
おめえさんを請け出すために金を稼ごうと…
あの人は3年前、江戸に出てきてはっきり知ったんです。
ここがどういうところなのか私がどういう女になったのか。
会いたい会いたいと思って夢中でここまで来てくれた。
でも、籬の中にいた女は鉄ちゃんの知ってる
おゆうとはまるっきり違ってた。
色街の水で5年も仕込まれりゃ何も知らない
田舎娘だった染まらないわけがない。
鉄ちゃんの胸に棲んでた幼い私はとうに
消えてなくなってたんです。
といって白い花の押し花を見せる。
おめえが先におとなになっちまったから
鉄平のやつ、きっとびっくりしたんだろうな。
三人組の根城を見つけたが
とっくに居なくなっていたと番所で
榎戸から聞く信兵衛。
鉄平の似顔絵も持って探していたのだと榎戸。
一味の頭は鉄平の兄貴分の伊代吉って野郎だなと信兵衛。
あいつはきっと自訴して出る。
鉄平は必ず約束を守る。
俺はそう信じている。
ただ痛めつけれた体で自力で奉行所まで
たどり着けるもんかどうか
奉行所の近くには伊代吉らが待っていた。
面が割れているのはおめえだけだと
伊代吉らは鉄平を亡きものにしようと
したところに信兵衛が止めに入る。
伊代吉らは助けようとしていた嘘をつく。
仲間だからと。
本当の仲間ってえのはな、
そいつの痛みがそのままてめえの痛みになって
一緒に苦しむもんなんだ。
嬉しい時には心の底から一緒に笑い、
悲しい時は一つの思いで一緒に泣く。
仲間の命はてめえの命と変わらねえ。
てめえの命を守るようにそいつの命を守ってやるのが
本当の仲間ってもんなんだ。
てめえらなんか仲間じゃねえ。
すっこんでろ!
道仙に治療をしてもらう鉄平。
旦那との約束を守れたら、今度こそ
今度こそ、おゆうのために
おめえの気持ちはおゆうはちゃんと分かってくれてるぜ。
榎戸は3人組はお縄にしたとあとはこいつだけだと
鉄平を連れて行こうとする。
今動かしたら命ないぞと道仙。
この男は金輪際逃げも隠れもしねえよと信兵衛。
おゆうに報告に行く信兵衛。
鉄平は寄場(罪人の自立支援施設)送りになったよ。
アイツを引きずり込んだ連中がてめえたちが
無理やり手伝いをさせただけだと言ったんだ。
それで江戸払いを免れた。
それでも鉄平は踏みとどまれなかった自分に
責めがあると言ったそうだ。
誰かが待ってるって嬉しいことですよね。
私は鉄ちゃんを待って、鉄ちゃんは私を待つ。
いつか会えるその日を心の支えにして生きていけたら。
そうすればどんなに辛い務めでも
耐えられるような気がするんです。
鉄ちゃんも私も。
美玖を誘って夜店に。
鶴之助ちゃんが可愛すぎる。
主な登場人物
松村信兵衛(高橋克典)
浪人。
剣の達人。
気の合う長屋の連中と酒を飲むことが大好き。
不思議な人望がある。
突然他人の赤ん坊・鶴之助の面倒をみるはめに。
なぜ浪人になったのか、その素顔は謎。
重助(左とん平)
夜鷹そば屋を営む。
信兵衛が暮らす長屋の住人で、孫のおぶんと二人暮らし。
歳をとってきたが、まだまだ元気である。
おぶん(小島梨里杏)
重助の孫。
明るく気立てが良く、一人暮らしの信兵衛を気づかって、
あれこれ身の回りの世話をやいている。
榎戸誠三郎(宮田俊哉)
北町奉行所の同心。
まだ同心としての経験は浅いが、正義感が強く誠実で仕事に熱心。
信兵衛に関心がある。
平七(鶴田忍)
信兵衛が暮らす長屋の差配。
物腰が柔らかくしっかりもの。
実は人情に厚い。
源吉(新井康弘)
居酒屋・丸源の主で岡っ引き。
いぶし銀のような渋さを持つ事情通である。
お正(長谷直美)
居酒屋・丸源の女将。
源吉の妻。
明るく、姉御肌で気風がよく、また機転も利く。
本郷美玖(黒谷友香)
本郷道場の跡取り娘で、剣は師範の腕も持つ。
父を亡くし、折笠を通じて信兵衛と知り合う。
気が強くしっかりしているが、
思い込むと止まらないところも。
折笠五郎左衛門(笹野高史)
折笠道場の主。
剣術の腕前はかなりあやしい。
憎めない性格で人の懐に入るのが得意。
小泉道仙(中村嘉葎雄)
町医者。
信兵衛のことを子どもの頃から知っている。
自由奔放で、信兵衛もその影響を受けている。
第7話最終話”人質奪還大作戦のあらすじ。
大盗賊の親分の、市中引き回しの刑を
見物する信兵衛たち。
しかしその親分が盗賊たちに取り返され、
乱闘の騒ぎの中、榎戸が大けがを負ってしまう。
盗賊側で剣をふるっていた剣豪は、美玖のかつての
知り合い・猿渡(四方堂亘)だった。
一方、おぶんは、美玖が鶴之助の母となるものと思い決める。
そんな矢先、猿渡がおぶんら女たちを人質に、
なんと信兵衛たちの馴染みの居酒屋・丸源に立てこもる。
猿渡との交渉に向かう美玖。
女たちを救うため、信兵衛と長屋の仲間たちは
大作戦を決行する。
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